季節外れの年賀状と地震
久しぶりに大きめの地震がありました。
一斉に緊急地震速報がカフェに鳴り響き、他にも席があるのに、わざわざ狭い私の隣に腰を下ろしていた老婦人に、
「揺れてます?揺れてますよね?!」
と話しかけられ、ちょっとの間地震の話題に。
話しながらなにやらビッシリと書かれたノートが目に入り、「なにか勉強されてるんですか?」と聞くと、
「ずっと勉強です」とのお答え。
私「そうですよね。人生ずっと勉強ですよね。」
老婦人「ホントにね。あなた学生さんでしょ?」
私「えっ!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ私ですか?!いや…学生はかなり前に終えました…」
老婦人「え!?あら!本を積み上げてるから、てっきり学生さんかと。じゃあ社会人?」
社会人?って聞かれたの初めてかな。そう聞かれてもおかしくない年代にはまだ日本にいなかったから。
そういえば2年くらい前にも大会社の会長をされている方に、「で、あなたはもう大学は出たのかな?」って聞かれたのを思い出した。
大先輩たちから見たらまだまだヒヨッコに見えるってことかな。
そんなことを思っていたら、「そうだ」と老婦人はごそごそとバッグを探り、年賀状を2枚取り出して、「これね、良いパワーのあるものなの」と見せてくれた。
かわいい羊の年賀状ですね(^^)と言うと、「小さな幸せだけど引き寄せるのよ。あなたにあげる」と2枚とも差し出されたので、それならご自分でお持ちになっていてくださいと言うと、ご自分も持っていると。
肩が痛いときとかに当てると、温かくなってきたりするそう。
前に気功のすごい先生が紙に気を込めてくれたりしたな。
あれと同じようなものかな?
老婦人の気持ちが嬉しいので、素直に受け取りました。
半年遅れの年賀状。
2枚ともいただいてしまいました。
人との出会いって不思議です。
袖触れ合うも他生の縁
他生でどんな縁があったのかな。