動かなければますますダルくなる
いつも家でダラダラしている知人がいる。
体がダルいからとあまり動かず、ものは出したら出しっ放し、部屋はグチャグチャで足の踏み場もない。
20代の彼女はバイトにときどき出かけ、最低限の金額を稼いでギリギリの生活を送っている。
仕事を探していると言うけど、そう言いつつ2年くらいになる。
でもそんな彼女を見てたら、自分が動けないでいた時期があったことをふと思い出した。
当時はバスケ、テニス、乗馬、ゴルフ、ダンス、その他色々、遊びの要素があるものは誘われればなんとか行く。
でもジムに行ってエクササイズ…
お誘いいただけるのはありがたいけど、ダルさが先に来る。
そして行かない(--;)
その頃はすぐに疲れるし、すぐダルくなるし、体が重かった。
今ならわかる。
ダラダラしていると体はますます重くなって、動くのがかったるくなるし、めんどくさくなる。
そして更に動かなくなる。
悪循環。負のループ。
生活不活発病。
とまではいかなくても、その頃の私はそれに近かったのかもしれない。
結構知られていないこの病気。
その名の通り、生活が不活発になることで全身の機能が低下してしまう。
やることがない。
やりたいことがないから動かない。
動きたいのに動けない(病気で寝ていなければならない、災害、交通機関がないなど)。
理由はなんであれ、動かないでいることでかかる。
必ずではないけれど、ウツもその一つだと思う。
体操をするとか、運動をするとか、特定の時間だけの対応じゃ足りない。
生活が不活発で発症するのだから、1日の生活を活発化させるしかない。
やりたいことを見つける。
見つけられないなら、嫌いじゃないものから手をつけてみる。
探しに出かける。
やりたいことがあるなら周りに遠慮せずやる。
巻き込む。
やる方法を見つける。
できない理由はいらない。
病気で動けないなど、なんらかの理由があってどうしても動くことができない場合以外は、考えて“だけ”いないで実際に動く。
頭“だけ”を働かせて、実際に動かないでいると益々動きたくなくなる体の不思議、脳の不思議。
そうはいっても…となる。
だから生活不活発病になってる。
でもそんな自分を助けられるのは自分しかいないんだ。
なんでもいいからやってみる。
頭使わない!
頭カラにしてやってみることからはじめる。
今の自分がイヤ、変わりたいと思うなら、なんでもいいから頭使わないでやってみよう。